乾燥肌を改善する鍵を握っているのは「セラミド」。
セラミドが奪われると、肌の水分量が約80%も低下するほど、セラミドは
肌の水分を維持するために最も重要な物質です。

では、セラミドとはいったいどんな重要な働きをしているのでしょうか?

セラミドとは?

セラミドは、角質細胞間脂質の一種。

肌に一番表面にある角層は、角質細胞という死んだ細胞が10~20層積み重なって
できていて、その細胞同士をくっつける接着剤のような働きをしているのが
角質細胞間脂質。
角質細胞間脂質は、いろいろな脂質が混ざり合ってできていますが、そのうちの
約40%がセラミドで、これらの脂質が働き合って、肌の水分を守り、また、外界の
刺激から肌を守るためにも大きな役割を果たしています。

また、セラミドは角質細胞同士をくっつけるだけでなく、中に水を蓄えていて、
油性でありながら水と結合するという不思議な物質。

セラミドは、水には溶けませんが、水と強力に結合して、ラメラ構造と呼ばれる
水分をはさみ込んでサンドイッチ状の構造を作ることによって、角層の中に水分を
閉じ込めています。
セラミドと結合した水は、湿度が0%になっても蒸発せず、気温が氷点下20℃に
なっても凍ることはありません。
極端な話、この角層の水分があるから、砂漠に行っても干からびることはないし、
南極に行っても体の表面が氷のように凍ってしまうことがないのです。

では、この角層の水分はどこからやってくるのでしょうか?
それは、体の奥から自然にしみ出してきているのです。

死んだ細胞である角層のすぐ下は、生きた表皮細胞で、約65%の水分を含んでいますが、
角層はこの表皮細胞と接しているワケなので、自然と水がしみ出してくるのです。
濡れた紙に乾いた紙を重ねると、乾いた紙もだんだん湿ってくるのをイメージして
もらえば想像しやすいのではないかと思います。

このしみ出てきた水分を角層が一部をキャッチし、一部は空中に逃がすという絶妙な
バランスの中で、角層は約20%の水分を維持しているというワケ。

この表皮から角層へと水分がしみ出てくるときの水の通り道が「アクアポリン」。
アクアポリンの数が増えたり減ったりすることが、角層の水分量の調整に
関わっているそうですが、このアクアポリンは加齢とともに減ってしまうので、
角層にしみ出てくる水分量が減ることによって、お肌は乾燥しやすくなります。

セラミドも加齢とともに減ってくるので、乾燥はさらに加速する一方なのです。

つまり、セラミドを守って、増やしていくことが、乾燥肌を改善する一番の近道!

肌の中に充分なセラミドがあれば、真冬であっても肌は乾燥しないのです。

では、どうやったらセラミドは増えるのでしょうか?

セラミドの増やし方

セラミドは、ターンオーバーとともにつくられるので、ターンオーバーが低下
するとセラミドも減ります。
寝不足などでターンオーバーが低下するとセラミドも減ります。

セラミドはコレステロールなどのようなものからつくられますが、コレステロール
を食事からとってもセラミドは残念ながら増えません。
ターンオーバーを高めないと、セラミドはつくられないのです。

ピーリングや酵素洗顔のような角質ケアは、ターンオーバーを高めるので
続けていけば、少しずつセラミドを増やすことができます。

でも、ターンオーバーも加齢とともに低下してしまうので、じゃあどうやって
セラミドを増やすのか?

答えは、セラミドを含んだ化粧品
セラミドを含んだ化粧品を使うことによって、簡単にセラミドを補うことが
できるのです。
セラミドは、スキンケアで増やすことができるし、逆にケアが悪いとセラミドを
失ってしなうことになります。

そこで、オススメなのが、「セラミド美容液」

セラミドなどの保湿成分は、化粧水よりは美容液やクリームに配合されています。

もうすでにセラミドが配合されている美容液を使っているけど、乾燥が気になる
という人は、セラミドの含有量が少ない可能性があります。
もしくは、40代からは水分だけでなく油分も低下してくるので、油分不足が
疑われます。
油分が不足しているかも?という時は、セラミド配合の美容液を使った後で
クリームを塗ると良いでしょう。